犬は飼い主を選べない…

オリーブが来て、はや一ヶ月になろうとしています。
当初はただのビビリなだけかと思っていましたが
色々とわかってきました。




オリーブは飼い主さんに急死され、ひとり取り残されて
３日間飲まず食わずで生き延びた子ですが

その飼い主さんのオリーブへの対し方が「え？？？」ということばかり
チラチラと伺い知れるのです…
亡くなった飼い主さんを悪く言うつもりはありませんが
将来のご家族が知らないでいるのも
よくないと思うのであえてお話します。








例えばケージの中でウンチをしちゃったときに
敷いている座布団やベッド、毛布を上に乗せて「隠す」んです。

これはたぶん、うんちをして怒られていたのではないかと思います。
なので怒られないために「証拠隠滅」するのです。


その他にも大きな声を出した時(「あ～！」とか「えっ！」とか)
ビクッとして怯え、お腹を出してごめんなさいをしたり
抱っこしようとして両手を出すと逃げ、追いかけて抱こうとすると
「キャン！キャン！キャキャキャ～ン！」と
まるで虐待でもしているかのように怯えた声を出します。



普通に家族がいて愛されていたのならしないような仕草…



この子の暗い目の奥には色々なことがあったのでしょう。

本当に推測でしかありませんが
私はそんなことを感じました。






そんな事がわかり始めてから
ウンチをしたことは悪いことじゃないよ、と
ウンチをした時に褒めるようにしました。
するとウンチ隠しは無くなりました。



抱っこする時も追いかけるのではなく
「おいで」と、待っていると近づいてきて静かに抱っこされるようになりました。



少しずつ少しずつ心の中のバリアが無くなっていけばいいと思います。
とっても可愛くて賢くて健気なオリーブ。



心も身体もゆっくり元気になろうね。







　　　　　オリーブ「は、はい…」　　　　　　　もも「あたしが鍛えてやるわよ。」









オリーブくんの心の傷を癒してくださる優しいご家族をお待ちしています。
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